[音] | ラン |
[訓] | ともづな |
《意味》
ともづな。船をつなぎ止めておく綱。
【纜】ともづな
船尾にあって、船を岸につないでおく綱。舫い綱。
「纜を解く」・・・船出する。
「艫綱」とも書く。
【解纜】かいらん
船が出発すること。出帆すること。ふなで。
船のともづなを解く意から。
「大阪湾を解纜する」
【電纜】でんらん
絶縁体でおおった電線。また、それを束ねて更におおったもの。ケーブル。
声符は「覽(覧)(らん)」。「覽」は「監(かん)+見」。「監」は「臥+皿」で、水盥(皿)の上に顔を出して顔を映す形。その映る面を見ることを「覽」という。
「攬」に集めて取り持つ意があり、「纜」は船のともづなを表す。